WordPress 6.6 のグリッドレイアウトで作った画像付きメニュー

WordPress 6.6 にアップデートするとグループブロックでグリッドレイアウトを使えるようになります。

いままでグリッドレイアウトでコンテンツを作るときは CSS で display: grid; を使って記述していたのですが、ノーコードでグリッドレイアウトを作れるようになったのは WordPress 6.6 のうれしい機能追加です。

例えば、以下のような画像付きメニューのレイアウトをノーコードで作ることができるようになりました。

マウスホバー動作には CSS が必要

これで見た目はバッチリなのですが、メニューとしての利用を前提にするとマウスホバーの動作がほしいところです。

マウスホバーの動作を設定するには CSS が必要で、ノーコードではできません。
（やりたいことにマッチするプラグインを見つければできそうだけど...）

ということで、CSS で手を加えてみました。

記述した CSS は下記の通り。****** はグリッドの 追加 CSS クラス です。

.****** .wp-block-group img {
    transition: .5s;
}
.****** .wp-block-group:hover img {
    opacity: 0.7;
    transform: scale(1.08);
}

CSS で上書きしやすくてありがたい

グリッドは以下のようにクラス名を使って指定されているので、CSS で上書きしやすくてありがたいです。

.wp-container-core-group-is-layout-18 {
    grid-template-columns: repeat(auto-fill, minmax(min(240px, 100%), 1fr));
    container-type: inline-size;
    gap: var(--wp--preset--spacing--30);
}

スマホで2列表示したいけど、パソコンでは幅をある程度大きくしたい、ってことがあります。

style="grid-template-columns: repeat(auto-fill, minmax(min(240px, 100%), 1fr));" で指定されると、!important を使わないと上書きできないのでちょっとイヤなんですよね。

後者のグリッドは以下の CSS によりスマホで2列表示するようにカスタマイズしてあります。

.******.wp-block-group {
    grid-template-columns: repeat(auto-fit, minmax(min(240px, 40vw), 1fr));
}